羽山先輩へ

 羽山さんとはじめて話したのは新歓合宿の夜でした。あのときのテーマ「将来、自分の子供につけたい名前」でしたね。羽山さんは勢いよく、お菓子を食べながら話されていました。「漢字一文字の名前がいいんですよー。」あの時は羽山さんのダーリンが誰だかわかりませんでした。気づくまで何日もかかりました。
 羽山さんの寮歌指導は厳しいものでした。間違えるとジャブが入りました。自信がなくなって下を向いたりしたならばアッパーでした。でも、やさしかったです。
 羽山さんはよく、ご飯やデザートに連れて行ってくれました。とてもおいしかったです。女子部に入る条件として生クリームが好きでなければならない、というのがありますが私は最初、それを満たしていませんでした。しかし、現在ではメリーゴーランド、チェリーメリーパフェを征服できるようになりました。羽山さんのおかげです。あとの課題はカスタードクリームです。
 また、羽山さんは食べっぷりもすごいですが、剣道もすごかった。男子五年目先輩たちをもぶちのめしたキツーイ発言と激しい剣道はすばらしかったです。私も羽山さんのようになりたかったですが、マネできたのはキツーイ発言だけでした。羽山さんは今頃、帯広で豚井や六花亭などを満喫して生活していると思います。これからも社会人の剣道の試合で活躍してくださいね。
 私は今年で卒部になります。振り返ってみると、羽山さん達がしてくれたように厳しさ、やさしさのバランスを保って、後輩達に接することができなかったと思います。先輩が伝えてくれたことを伝えきれなかったと思います。私はそのことを先輩に謝らなければなりません。
 こんな私ですがこれからもよろしくお顔いします。