中田剛司先輩

これから中田先輩について紹介しようと思いますが、あまり文章に自信があるわけでははないので項目ごとにまとめて紹介したいと思い ます。

 まず、名前を見て…字だけを見ると特に難しい感じ(漢字)などはなく、誰にでも読めそうな名前ですが、これが読めない。解読のヒン トは彼が同期の方々から「G(ジー、ジイ、自○、…放送禁止!)」と 呼ばれていることに尽きると思います。

 中田先輩の外見、風貌…「濃い」です。顔の方も去ることながら特に体毛が濃いです。全身を覆い尽くしています。恐らくこの分野にお いて、彼に勝てる人は剣道部内に存在しないでしょう。

 中田先輩の剣道について…最初に注目すべきであるのが彼の口から 発せられるその独特の掛け声だと思います。その掛け声とは……

1.「オイサアー」
 この気合は主に地稽古などの立ち上がりに聞くことができます。さ らに三本(一本)勝負や試合の時など、緊迫した場面での立ち上がり になると1の声の後に2が加わります。

2.「オサササ…ッ」
 僕が剣道部に入って間もない頃、はじめは先輩達の顔を覚えるのに 苦労しましたが、この声だけは鮮明に記憶に焼きついたのを覚えてい ます。

 先輩の剣風はフェイントなどを織り交ぜた手数の多いものであり、体格の小さい自分の剣道の目標とするところでもあります。先輩は僕が地稽古をお願いすると何時も笑って相手をしてくださいます(もち ろんお願いに行く僕のはうは真剣そのものです)が、全くといっていいほど勝てた試しがないのでとても悔しいです。先輩が笑って相手をしていられなくなるぐらい強くなりたいものです。

 中田先輩の生活…獣医学部に所属しており、日々動物と関わりの多い生活をしているようです。実験あるいは担当している動物の出産等(主に牛だと思われる)で忙しくなる時もあるようです。が、そのような多忙と思われる生活であったが故、学部でのテストの際にちょっとしたことがきっかけで現五年目のO川先輩に続き、同じ学年を二度やることになってしまったようです。

 中田先輩と「家族」達…先輩はよく同期の方々を「家族」と呼んでいらっしゃいました。実際においても寝食を何日にも渡って共にし、下着にはじまる、生活必需品と思われる物を共有(!)するなど家族、あるいはそれ以上の関係で接しておられました。また、僕達後輩達にも非常に気をつかってくださり、剣道部内の生活においては至らないところなどを厳しく注意して下さる他、普段では気さくに話しかけてくれ、よく飯や飲みに連れていってくれました(時々、凄まじい「食い極」を目の当たりにしたこともありましたが)。

 中田先輩を一言でまとめるとすると剣道だけでなく部員との関わりをとても大切にしている方であると思います。平常の稽古にも数多く参加してくれる上、合宿等の行事や試合の応援などにもにかけつけてくださいます。また、部報作成においても人数の少ない中、苦労されたと思いますが仕事の内容を丁寧に教えてくださいました。現在は僕がその作業を引き継いでいます。今年の部報が完成したら「部報完成コンパ」やりましょう。